一宮から入庫のレクサスIS。
最新のレクサスはスピンドルグリルを採用しているため、20系のレクサスにも対応した社外品のフロントバンパー周りのアフターパーツが各メーカーからたくさん出ています。
今回のご依頼はIS 20系のフロントバンパーをスピンドルグリルが付いている社外品へ、その為にはヘッドライトも替えないとこのバンパーが取りつかないので同時に社外品に交換してほしいということでした。
もちろん純正のバンパー、ヘッドライトではありませんのでまずは仮付けをして確認、調整へ。
一見形状が合っているように見えますが、社外のバンパーやヘッドライトは仮付けするとゆがみやブラケットの位置がずれていたりと問題がいくつか出てきます。塗装をする前の状態で仮付けします。車体にバンパーを載せてみるとフェンダーと合わさる部分でこんなにも開きが出てしまっています。
このバンパーはABS樹脂製で、一般的にABS樹脂製の社外品はクオリティーが高いと言われますが今回はそうじゃなさそうです。(泣)
やはりそのままでは取り付けることができず、見えない部分のバンパーブラケットやホースメント、バンパーそのものを加工するなど手を加えて車本体と合わせていきました。熱もかけて全体的に修正していきます。
ヘッドライトもやはり社外のため素直にはつけられず苦労しながらの取り付けです。この段階で調整を詰めておかないと塗装後にあーでもない、こーでもないと無理をしちゃって塗装を傷つけた、なんてことになったりします。
仮付けで合わせが終わると、再度バンパーを外して塗装にかかります。傷が付いてしまわないように周りをマスキングテープで養生しています。
肝心の塗装時の写真を撮り忘れてしまいました。
塗装後、再びバンパーにフォグランプやスピンドルグリルを組んで取付けていきます。仮付けでほぼ取り付け方や位置を合わせていたので、本付けでは細かい部分の修正を加えるだけで良さそうです。
そもそもこの車両にはパーキングソナーは着いていないのですが、グリルにソナー取付け穴が開いていました。その穴を塞ぐためにキャップを制作し目立たないようにこのキャップを黒色に塗装しました。
フードが被るこの部分は他の車のパッキンを流用して純正っぽく仕上げています。(頼まれてませんが拘っちゃいました 笑)
やっと完成です!
最初にバンパーを合わせたときは、ちゃんと仕上がるのかなぁ~と心配になりましたが、すごく自然に仕上がりました。
お客様にも大変喜んで頂き、私もホッとしました。
随分イメージが変わって、なんだか車が替わったみたいですね!
社外バンパーをつけたい、持ち込みたいなどありましたらご相談ください。