ホンダのクラシック S600の入庫です。


修理するのは外装ではなくエンジンルーム内になります。


ブレーキとクラッチのマスター周りの塗装が剥がれ鉄板が錆びてしまっています。錆び具合から見てかなり以前からのようです。過去にハケ塗りで応急処置したのも見てとれます。
こうなってしまった原因は間違いなくブレーキ(クラッチ)フルードです。
ブレーキ液の多くはグリコール系のものですが塗装を侵す性質があります。かなり強力なので塗装面に付着してしまった場合、すぐさま水で洗い流さないとあっという間にブヨブヨと塗装が浮き上がってしまいます。
ペダルとシリンダーロッドのリンク周辺が酷く錆びているので過去にマスターからのフルード漏れがあったのかもしれません。フルードがマスター周辺の塗装面に付着して塗装が浮いて剥がれ、鉄板がむき出しになり錆びてしまったという流れです。

マスターを取り外し周辺の塗装と錆びを削り落としていきます。




道具が入らない部分、錆が深い部分はレーザーで除去しました。




サフェーサー塗装~サフェーサー研磨~シール打ち直し~マスキングの流れを経て本塗装。


今後もしフルードがマスターから漏れたりこぼしてしまってもすぐに塗膜が剥がれてしまわないように上からゴムシートを貼り付けました。
せっかく塗装して綺麗になったのを覆ってしまうのは勿体ない気もしますが、また同じ事になっては修理した意味が無くなってしまうので今回は保護を優先しました。
マスターなどを取付けて完成です!




