稲沢市の知り合いのレンタカー屋さんから入庫のキャンター積載車です。
積載車なんだか毎年入ってきます。
リヤウィンドウは外れてしまってます。荷台部分もかなり厚みがあるパネルなんですが、こんな風にちぎれちゃってます。
荷台に車を乗せて運転中に急ブレーキを踏んだ結果、荷台に積んでた車の固定が甘かったためにキャビン背面に突っ込んでしまった、よくあるタイプの事故です。
トラックの上で追突事故が起きてしまったという訳です。
室内のシートも後ろに下げられないくらい後ろから押されてました、怪我しなくてほんとによかったですね。
背面の黒いパネルと青い鳥居はひしゃげている上に、見えずらいですがキャビン背面は後ろから押されてボコボコです。
今回はこちらを鈑金で修理していきます!
鈑金中の写真ですがこれから先は撮り忘れてしまいました。
一番見せたかった所なんですが集中し過ぎちゃって! 笑
写真はまだ粗出しから細かく詰めていく途中ですが、最初のボコボコからよくここまで戻ったものです。笑
この高さは作業がし難いので写真には映ってませんが脚立をいっぱい使って足場を組んで作業しました。
当初はリヤパネルを交換する予定だったんですが、リヤパネルの上からサイドパネルやルーフパネルが被る様に合わさるので、交換の為に損傷が比較的少ないそれらを剥がす(一旦カットする作業や交換に伴う溶接部の錆の発生のリスクも考えて、今回は交換は良くないと判断して鈑金することを選択しました。
リヤパネルにサフェーサーが入った所です。
この後、ルーフやサイドパネルもサフェーサーを塗りました。
こうして写真で見るとあっという間ですが、サフェーサーを塗るまでの鈑金、パテの成形でなかなかの時間がかかっています。
プレスラインが沢山あり形が複雑な上に、組んだ足場の上での作業なので捗りませんでした。
荷台の先端に付く鳥居?も交換します。
画像は新品の部品です。ペーパーを使って足付け作業が終わった所です。
鳥居の足元に付くパネルです。既にサフェーサーが塗ってあります。
乗用車の部品と比べてどれも重たいです。
左はサフェーサー塗装後、右は塗装前
サフェーサーを乾燥後、足付け研磨して塗装前の状態です。
鳥居は調色した元色のブルーで塗装します。。
このパーツは艶消しの黒で塗装します。
奥に見えるのはリアフェンダーです。
今回の事故とは別ですが、自費でついでに修理したいとの事でしたので新品に交換です。
リアのナンバー灯カバーも交換します。
キャビンはドアとフロントパネル以外を塗装しました。
これもまた撮り忘れです。
内張で見えなくなってしまいますが、もちろん車内側も鈑金・塗装をしました。
少しずつ形になって来ました。物置作ってる感覚です。
完成です!キャビンはまるで新車みたいに。
リヤパネルも直したとはおもえません。
近い距離の移動でも荷台上の車はしっかり固定しましょうね!
これからは気をつけて運転してね。