名古屋より入庫の991。
こちらはレーシングカーなのでサーキットを走るためだけの車です。
やる気な見た目してます!

分解前の写真がありませんが、フロントバンパー広範囲に飛び石跡。

フロントフードにも飛び石跡と凹み。

右ドアとロッカーパネルに傷や凹み。

リアバンパーには割れ。
以上が作業内容となります。

フロントバンパーの飛び石傷はバンパーのラインが崩れないように気をつけながら、全て研ぎ落しました。

サフを全面に入れ、乾燥後に水研ぎで研磨して塗装準備。

フロントフードも飛び石が酷かったので1枚にサフを入れました。

良い感じです。

フードやドアなどのパネルと違いバンパーは立体的で形が複雑です。
バンパーの形を意識しながら全体に均等にクリアーをかけるイメージで塗装します。
一筆書きのように一振りでは塗れないので、クリアーを繋ぐ箇所がいくつも出来てきます。意識しながら塗らないと余分にクリアーが重なる箇所が出てきて、最悪クリアーが垂れてしまいます。
奥まった狭い箇所などは逆に肌が荒れやすいので、これもまた注意が必要です。

パーツの塗装が完了です!

続いてボディの塗装です。
さすがレーシングカー。ドアは全体がカーボンです!軽量化のためですね。
このドアだけでいくらするんでしょうか?
ドアの中は空っぽでウィンドウもガラスではなく樹脂です。ドアの開け閉めをするだけでもすごく軽いのがわかります。
ドアは外してませんが、もし外したら片手で余裕で持てそうです。

通常あるはずのウェザーストリップ(気密のためのゴム)も取り外されているので、ドアと車内の間に本来無いはず隙間があります。
つまり塗装のミストが車内にとても潜りやすくなっているので、通常とマスキングの仕方を変えて車内にミストが入らないように気をつけました。

ロッカーパネルはドアと分けて塗装しました。ボカシの関係です。

完成です!

爆音を轟かせてサーキットを駆けて下さい!